イギリスの物価について

イギリス留学を考えている人にとってまず気になることは、お金の事ではないでしょうか?
イギリスの物価は高いのか安いのか?ロンドンで暮らしにはどれくらい必要なのか?私なりに少し考えてみました。

まず為替のレートですが、ここ最近は1ポンド150円前後程度で推移しており、以前の180円やさらに高かった頃よりは、日本人にとって生活がしやすくなっていると思います。

物価の推移については、発表されているイギリスの毎年物価指数の推移は2〜3%程度であり、基本的に上昇しています(インフレ)。これはどういう事かというと、家賃や食料品や衣料品や交通費等が毎年2〜3%程度値上がりしている事を意味しています。日本では逆に値下がり(デフレ)したりもしているので、私達、日本人にとってはとても景気の良い国のように感じられます。
(参考)日本のインフレ率の推移英国のインフレ推移

日本人留学生にとって、これがどういう問題になるかと言うと、日本から円建で奨学金や給料をもらっている場合、物価上昇分だけ生活が大変になることを意味します。逆に現地イギリスから奨学金や給料をもらっている場合は、物価上昇に合わせて支給額も上昇するため、影響はさほどない事になります。日本からの支給だけで長期間留学する人は少ないと思われますので、物価上昇は多少の節約で問題なく乗り切れると思います。

肝心の物価そのものですが、多くの在英日本人や英国人との会話や、現地での買い物を通して私が感じているのは、現地の人にとってみて1ポンド100円程度の感覚なんだと思っています。例えば、スーパーとかで少し大きめのジュース1本やポテトチップス1袋がちょっと安売りして1ポンドとかで売っています。定価は2ポンド前後だったりするので、もし定価300円と考えるなら、やはり日本の1.5倍くらいの体感物価なんだと思います。ファーストフード店でしっかりしたハンバーガーのセットを注文すると5ポンドはすると思います。

また地方と比べてロンドンが高いのではと思う人もいるかもしれません。家賃は確かに安くなると思いますが、ロンドンから地方旅行に行った際に私が買い物をした限りでは、日常でよく行く大手スーパーはチェーン系列では統一的な価格設定、キャンペーン設定をしているようでしたので、生活費はほぼ変わらないと思います(イングランド内で見た限りですが)。ただ飲食費は家賃が低い分、同じ内容であれば、多少の安さは期待できると思います(ファーストフード店は同じです)。高速道路のサービスエリアでは同じファーストフード店でも少し割高の値段設定になっているのは日本と同じですね。

結論、イギリスロンドンの物価は日本と比べ、約1.5倍の体感価格で、年2〜3%の値上がりをしています。

     

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外貨送金

海外送金は為替レート(銀行で0.6%、FX利用で0.1%)と送金手数料、着金手数料(計6000円程度)でコストがかかります。私もいろいろ試しましたが、ポンド等、外貨の送金コストは
トランスファーワイズ が最も安いようです。このリンクから試算できますので、よければご確認ください。
特にポンドのようなマイナー通貨は節約効果が高いと思います。
私の計算した所、0.7%程度のコストで送金できます。(100万円送金で7000円程度の費用)

 

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