外貨両替について

外貨送金、両替のコスト対策

外貨送金をどの様に行うかは、海外生活者にとって頭を悩ませる種です。古典的方法としては大手銀行(UFJやSMBCやプレスティア)の円口座から外貨口座へ両替して、そこから送金するという方法だと思いますが、この場合、送金手数料自体は致し方ないですが、両替レートが非常に悪い場合が多いため注意が必要です。よく大手銀行で、外貨預金の利率を半年等プロモーションしていることがありますが、利率はよくても基本的に両替レートで多大なコストが発生していることに注意が必要です。

近年、トータルとして外貨送金コストが安い方法としては大きく3つ挙げられます。

  • 新興銀行を用いる
  • FXを用いて両替し、その後送金する
  • マッチングによる送金

新興銀行

ソニー銀行がその代表格と言って過言ではないでしょう。

為替手数料が格段安いため、円から外貨変換時のコストが圧倒的に抑えられます。送金手数料は旧来方式と同様と考えてよいでしょう。約0.5%違いますので、200万円の両替で1万円節約することができます。

FX両替

FXを用いて円から外貨へ両替しますが、このコストが究極的に安いです。そのため、この部分で200万円両替で従来方式より1万3千円節約することができます。代表的なルートとしてはセントラル短資FXで両替、セントラル短資と提携しているSMBC外貨口座へ無料外貨出金、SMBCと提携しているプレスティアSMBCの外貨口座へ無料外貨出金します。プレスティアは若干外貨送金コストが安いため、そこから外国口座へ送金します。デメリットはFX出金時に時間がかかること、国内2銀行を経由する時間ロス、煩雑さです。ただ、コスト節約効果が抜群です。

マッチング業者

これはトランスファーワイズに代表される送金業者を利用することです。この方式は実際は業者はAからBに送金したい人と、BからAに送金したい人をマッチングしているだけのため、送金コストが大幅に抑えることができます。

参考

日本円からポンドへ
レートTTS 143.40の場合、
セントラル短資両替 143.50、TTSより0.10、両替手数料は0.07%
ソニー銀行  143.80、TTSより+0.40、両替手数料は0.28%
プレスティア  144.40、TTSより+1.0、両替手数料は0.70%

ポンドから日本円へ
レートTTS 143.40の場合、
セントラル短資両替 不明
ソニー銀行  142.90、TTSより-0.50、両替手数料は0.34%
プレスティア  142.40、TTSより-1.0、両替手数料は0.70%

*参考
日本円からカナダドルへ
レートTTS 82.20の場合、
セントラル短資両替 82.30、TTSより+0.10、両替手数料は0.12%
ソニー銀行  82.70、TTSより+0.50、両替手数料は0.60%
プレスティア  83.30、TTSより+1.10、両替手数料は1.32%

カナダドルから日本円へ
レートTTS 82.20の場合、
セントラル短資両替 不明
ソニー銀行  82.80、TTSより-0.40、両替手数料は0.48%
プレスティア  81.20、TTSより-1.00、両替手数料は1.23%

イメージとしては
生活費100万円両替するとして 、
手数料1%ならば両替コスト1万円、
手数料0.5%ならば両替コスト5千円、
手数料0.1%ならば両替コスト千円のイメージです。

またそこから海外送金手数料(送金、着金含めて)6000円程度はみておいた方がよいでしょう。

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外貨送金

海外送金は為替レート(銀行で0.6%、FX利用で0.1%)と送金手数料、着金手数料(計6000円程度)でコストがかかります。私もいろいろ試しましたが、ポンド等、外貨の送金コストは
トランスファーワイズ が最も安いようです。このリンクから試算できますので、よければご確認ください。
特にポンドのようなマイナー通貨は節約効果が高いと思います。
私の計算した所、0.7%程度のコストで送金できます。(100万円送金で7000円程度の費用)

 

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